せっかく和紅茶を購入したのに、いざ淹れて飲んでみると「まずい」や「水っぽい」など美味しく淹れることができなかったというお話を耳にすることがあります。和紅茶の淹れ方はどうすれば美味しく飲めるの?といったご質問に回答させていただきます。ここでは簡単に美味しく飲んでいただけるように、いくつかのポイントをご紹介していきたいと思います。
和紅茶を美味しく淹れるために気を付ける4つのポイント
基本的にはこれが「美味しい淹れ方」という決まりはありません。茶葉によって、茶器によって美味しい淹れ方は変化するものです。お茶は同じ茶葉でも淹れる人が変わると味が変化すると言われるほど繊細です。まずは基礎のお茶を淹れるポイントを知ってから自分なりの美味しい飲み方を探してみると、より和紅茶の世界を楽しめます。
茶葉の量
茶葉の量は少なすぎても、多すぎても良くありません。失敗する理由の中でもよく見るのは茶葉の量が少ない場合があります。味が水っぽくなってしまい、香りもほのかに香る程度になってしまう場合は少ないので見直しましょう。茶葉の量は推奨されている茶葉の量を用意してください。まず初めに茶葉の量をキッチンスケールで計量します。もし不明な場合は国際規格の3gの茶葉で150mlのお湯で3分抽出してみるといいかもしれません。
お湯の温度
お湯の温度は沸騰したての状態で用意するといいでしょう。和紅茶もお湯の温度によって抽出され方は変化します。熱湯で香気・味わいがよりしっかり表現されます。茶葉の特徴を堪能したい場合は熱湯がオススメです。ファーストフラッシュなどの紅茶は少し温度を下げても口当たりや味わいが心地よいものもあるので、試してみてください。
お湯の量
お湯の量も適切な量でないと美味しく飲めなくなります。少し多めに飲みたい場合は茶葉の量も増やさないと水っぽくなってしまたりと失敗しやすいです。推奨されているお湯の量が適切ですが、不明な場合は茶葉3gに対して150〜300mlで調整していきます。計量のやり方は茶葉を入れたティーポットごとキッチンスケールに乗せてお湯の量を目当ての重さまで注いでいきます。
抽出時間
抽出時間は長ければ長いほど渋み成分が抽出されていきます。茶葉によりますが、和紅茶の場合は3分ほどで試してっましょう。
上記の4つのポイントを意識しながら是非試してみてください。
全てのポイントはお茶を淹れるために連動しています。例えばもっと濃いお茶に入れたい場合は、「茶葉の量を増やす」か「抽出時間を伸ばす」か「お湯の量を減らす」といった具合になります。このように美味しいと感じるお茶を淹れられるように自分なりにカスタマイズすると、より自分好みのお茶を堪能できます。